写真・図版
広州モーターショーで展示されたファーウェイ連合のブランド「智界」のSUV(スポーツ用多目的車)「R7」=2024年11月15日、広東省広州市、鈴木友里子撮影
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版

 電気自動車(EV)で世界市場を席巻する中国自動車産業の競争の舞台が、ソフトウェアへと移っている。購入後も通信によってソフトを更新し、自動運転や車内エンターテインメントなどの機能を向上させる車の発売が相次ぐ。存在感を高めるのはファーウェイ(華為技術)やバイドゥ(百度)といったIT大手だ。

 広東省広州市で15日、広州国際モーターショーが始まった。ひときわ大きなブースを構え、注目を集めていたのは、EVなどの新エネルギー車ブランド連合「鴻蒙智行(HIMA)」だ。通信機器大手ファーウェイが、各車メーカーと共同で立ち上げた。

 ファーウェイは2021年に中堅の車メーカー賽力斯集団(セレス・グループ)と「問界(AITO)」を、23年には奇瑞汽車と「智界(LUXEED)」を、24年には北京汽車集団と「享界(STELATO)」という新エネ車ブランドを次々に展開。国有中堅の安徽江淮汽車集団が共同で立ち上げた四つ目のブランド「尊界」の発売も控える。

 これらは自動駐車機能や車線…

共有